原因のわからない「お口まわりの痛み」、
ひとりで悩んでいませんか?

「歯には異常がないと言われたのに、痛みが続いている」「顎がだるい」「頬やこめかみが重い気がする」。そんな、原因がはっきりしないお口や顔まわりの痛みに向き合うのが、当院の「デンタルペイン外来」です。

当院では、口腔顔面痛の診療に精通した先生が、専門知識と経験をもとに、理学療法・処方・ボトックス注射といった多角的なアプローチをご提案します。

「年のせいかも」「我慢すればいい」と放っておかずに、ぜひ一度ご相談ください。“どこに相談すればよいか分からなかった痛み”に、専門的な視点からお応えします。

よくある症状

下記のような症状は検査では異常が見つからないことも多く、放置されがちです。当院のデンタルペイン外来では、精密な検査と専門的な診断をもとに、あなたに合った治療法をご提案いたします。

  • 顎が痛い、口を開けにくい
  • 歯は問題ないのに、痛みが続いている
  • 頬やこめかみ、あごのあたりが重だるい
  • 食いしばり・歯ぎしりをよく指摘される
  • 顔の片側だけがヒリヒリ・ピリピリする
  • 首や肩のこりと連動して、顎や顔もつらい
  • 緊張やストレスがたまると痛みが増す

「歯医者で相談していいのかな?」と思うような症状も、まずは遠慮なくご相談ください。

当院のデンタルペイン外来の特徴

丁寧なカウンセリングと、痛みに特化した専門的アプローチで、症状の改善を目指します。

口腔顔面痛の専門知識をもつ先生が担当

当院のデンタルペイン外来は、口腔顔面の痛みに特化した専門知識と経験をもつ先生が診療を担当します。「どこで相談していいかわからない」ような痛みに対しても、丁寧な問診と診断を通じて、的確なアプローチを行います。

多角的な治療アプローチで症状に対応

痛みの種類や原因に合わせて、理学療法/薬の処方/ボトックス療法など複数の方法を組み合わせた治療が可能です。1つの方法にこだわらず、お一人おひとりに合った“無理のない治療”をご提案します。

痛みの背景まで見据えた、丁寧なカウンセリング

痛みには、筋肉のこわばりや神経の過敏性だけでなく、ストレスや生活習慣の影響が関係していることもあります。当院では、症状の訴えをしっかり聞くことから始め、心身の状態を含めて総合的にサポートしています。

デンタルペイン外来の治療メニュー

患者さまの症状やお悩みに応じた最適なメニューをご提案します。

理学療法(物理療法)

筋肉や神経の緊張を和らげ、痛みの軽減を目指す治療法
レーザー、電気刺激(TENS)、鍼治療、トリガーポイント注射などを用いて、筋肉や神経に直接アプローチします。お薬に頼らず、身体にやさしい方法で痛みを和らげたい方におすすめです。

治療内容:炎症や痛みを軽減するレーザー治療や、筋緊張を緩和する電気刺激療法(TENS等)などがあります。また、筋肉由来の慢性痛へのアプローチとして、鍼治療やトリガーポイント注射も有効です。

  • 筋肉のこわばりや痛みの軽減
  • 血流促進による回復促進
  • 薬に頼らない痛みのコントロール

処方(薬物療法)

痛みの種類に応じて、内服薬によるサポートを行います
神経の過敏性による痛みには神経障害性疼痛に対応した薬を、筋肉由来の痛みには筋弛緩薬や鎮痛薬など、痛みの原因に合わせたお薬を選択します。症状が慢性化している方や、他の治療と併用したい方にも適しています。

治療内容:神経障害性疼痛への薬物治療として、プレガバリンなどを処方します。また、筋肉痛・慢性痛に対する鎮痛薬の処方も行っています。

  • 痛みの原因に応じた内服薬で症状をコントロール
  • 神経障害性疼痛などに対しても有効な選択肢がある

ボトックス治療

筋肉の緊張をゆるめ、痛みや食いしばりを緩和します
咬筋(こうきん)や側頭筋など、噛む筋肉にボトックスを注射することで、筋肉の過活動を抑え、顎関節症や歯ぎしり・食いしばりの軽減に効果があります。見た目にも自然で、エラ張りの改善やフェイスラインがすっきりする効果も期待できます。

デンタルペイン外来での治療例

ここでは、実際に当院で行った治療の一例をご紹介します。ご自身と似た症状がある方は、ぜひ参考にしてみてください。「もう我慢しなくていいんだ」と思えるきっかけになれば幸いです。

CASE1. 顎が痛くて口が開けづらい(30代・女性)

お悩み:数ヶ月前から顎がカクカク鳴り、口を大きく開けると痛みが出るように。歯科で「異常なし」と言われて困っていらっしゃいました。
治療法:理学療法(電気刺激+鍼治療)+筋肉の緊張を抑える内服薬の処方
結果:2〜3回の治療で口が開けやすくなり、痛みも軽減。朝の顎のこわばりが気にならなくなりました。

CASE2. 歯が痛むのに異常がない(50代・男性)

お悩み:右上の奥歯がずっと痛み、他院を受診しましたが、レントゲンや神経検査でも異常がなく「気のせいでは」と言われてしまいました。
治療法:神経障害性疼痛と診断し、鎮痛補助薬(プレガバリン)の処方+定期的な経過観察。
結果:1〜2週間で痛みが軽くなり、仕事や食事に支障が出なくなりました。現在は薬の量を調整しながら通院中です。

CASE3. 歯ぎしり・食いしばりによる顔のこり(40代・女性)

お悩み:日中の食いしばりが強く、頬やこめかみがいつも重だるい状態に。エラが張って顔の形も気になっていらっしゃいました。
治療法:ボトックス注射(咬筋への注射)+顎周囲のマッサージ指導。
結果:1週間ほどで頬の緊張が和らぎ、2〜3週間で痛みやこわばりが改善。フェイスラインもすっきりした印象になりました。

治療の流れ

「原因がわかりにくいお口まわりの痛み」にしっかりと向き合い、症状に応じた治療をご提案します。

STEP 1

ご予約・事前のご相談

まずはお電話またはWEBよりご予約ください。症状の内容によっては、事前に簡単な問診をお願いすることがあります。

STEP 2

初診カウンセリング・問診

痛みの場所や性質、いつから続いているかなどを詳しくおうかがいします。「うまく説明できない…」という方でも大丈夫です。お話を丁寧に引き出しながら、不安な点を整理します。

STEP 3

検査・診断

必要に応じて、レントゲン・触診・圧痛テストなどを行い、歯や骨、筋肉、神経などさまざまな視点から原因を探ります。歯が原因でない場合でも、適切な診断を行います。

STEP 4

治療方針のご説明

症状や原因をわかりやすくご説明し、治療法の選択肢をご提案します。理学療法、ボトックス注射、薬の処方などから、患者様のご希望やライフスタイルに合わせて無理のない治療計画を一緒に考えます。

STEP 5

治療開始

治療は必要に応じて段階的に進めていきます。「できるだけ薬を使いたくない」「痛みが少ない方法がいい」などのご希望にも柔軟に対応します。

STEP 6

経過観察とフォローアップ

痛みの経過や再発予防のために、定期的なチェックや生活習慣のアドバイスも行っています。治療後も不安なことがあれば、いつでもご相談ください。

診療費について

当院の治療は、基本的に自費診療となっております。
治療内容や使用する薬剤によって費用が異なりますので、詳しくは下記の「料金について」ページをご確認ください。
なお、一部の治療は医療費控除の対象となる場合があります。詳細についてはご相談いただくか、税務署または税理士にお問い合わせください。